誠実な作品は誠実な精神から生まれるという仮説
前回の福島さんのラストの部分の
「そして、アニメ制作は続き、頑張ります」て、このブログ終わるのかな???
って感じですが福島回最終回だったのだろうか、梅原です。
福島さんは年中だれかと会っているし、業界内の動きに詳しいです。
おれも見習って色んな外の人に会おう!って思っていたのですが、
学びは近くにあったのでお伝えします。
①バームクーヘンを冷やす後輩の男の子
ある時、会社の冷蔵庫からバームクーヘンを出してる後輩を見かけました。
「冷蔵庫からバームクーヘン?!」と思って話かけました。
「冷やすとうまいんですよ」とのことで、へーと思っていたのですが、
それは打ち合わせに出す為のものだったのです。
ホールのバームクーヘンならそのまま打ち合わせに出せば
「おー!」となるでしょう。しかし、それがコンビニのバラエティパック
に入っている様なものだった場合、打ち合わせに出しても
心の中では「コンビニのか…」と思うこともあるかもしれません。
しかし、それが冷えたバームクーヘンだった場合、
「ん?!」となって、「冷やすと美味しいんだ!」と雑談に
なっていくでしょう。打ち合わせの出だしも温まります。
そんなことする必要ないと思うひともいるとは思いますが、
それを見ておれは「ひと手間かけたな、こいつやりやがる…」
と気配りに感心しました。
こういうひと手間できるやつは、カットを回す時もひと手間かけて
クオリティをあげるし、あがらなかったとしても下がる要因を減らしていけます。
②夜帯に会社にかかってくる電話に出るのが早い後輩の女の子
タイトル通りです。日中はその年に入った1年目のこが
パッと電話に出るのでコールが続くことは少ないですが、
夜や深夜はみんな出たくないと思います。
仕事がつまっているから夜までいるわけで、他のことをしている余力は少ない感じです。
なので何となくその時いる人の中で入社してから浅い人が
少しコールがなった後に出る印象がどの会社でもあるし、
しかもどの会社も電話受けた側はわりとめんどくさそうなテンション気味です。
そんな中そのこは誰も出たがらないのを察してなのか、
夜帯でパッとすぐ電話をとる姿をよく見かけます。
大事だなと思ったのです。年を重ね、殿様気分になったら終わりです。
なので、ここ数か月は夜帯はめっちゃ早く会社の電話を取ります。
この会社にかけて男の声がしたら、それはおれだと思ってください。
この行為に何の意味があるか何の得があるかとかは考えたことはないので
今の思いつきですが、丁寧な精神は丁寧な作品づくりに繋がるかもしれません。
福島さんから何か学ぼう!と思って入ったこの会社でしたが、
多くは後輩から学ぶのか!と気が付いた10年目でした。 梅原
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